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プチ歓迎会

ドアが開くと、すらっとして背が高く、細かいカールの柔らかそうな髪をした女の子が、きょとんとして立っていた。

とりあえず、なにもポルトガル語わからないの。ごめんね。と前置きしてから、昨日の夜中に到着したことと、これから約一ヶ月間お世話になります。っていうことを伝えると、彼女も優しい笑顔を見せてくれた。 

自分はブラジル人で、もうここには2年いるということ、他の隣人たちも今はほとんどがブラジル人で全員英語が話せるから安心してね。と言ってくれた。

 

後々考えると、私の初の隣人たちはとても優秀だったんだと思う。

実際ブラジル人で、"自分は英語が喋れないから…" って後退りするようなリアクションをとる人が多かった。

ここに来る前に一度ブラジルに行ったことがあったが、滞在していた間に英語が通じたことは皆無と言っても過言ではない程だったのを思い出した。

 

そこからは彼女が他の隣人と連絡を取ってくれて、リビングでプチ歓迎会をしてくれた。

(みんなテスト期間なので小一時間くらいなら、ということで集まってくれたみたい)

 

その時は、私を含め6人でワインを飲んだり軽い夕食を食べながら、"ここには何の為に来たの?"から始まり、"日本では何を学んでいるの?"など、とにかく質問攻めにあいました。笑

私も負けじと質問しまくりましたけどね^^;

 

最初私のことを19歳位だと思ってたらしくて、話してるうちに、 "ん?仕事?" "もう大分勉強から離れている!?" "ってか何歳なわけ??" という可愛いリアクションを取ってくれました。笑

 

身長のそんなに高くないアジア系の女の子が、実年齢よりも若く見られることはよくありますが、私は170cmあるので、あんまり”そういった類”のリアクションをとられることはなかったので、ちょっと新鮮でした。顔が丸顔だからかしら…?笑

 

話をしていると、あっと言う間に時間が過ぎてしまった。それぞれの部屋に戻る前に、冷蔵庫内の私のスペースや、それ以外で使っていい場所などを教えてくれた。

みんなが帰ったあとに、ゴミはどこに捨てに行くだとか、ルーティーンで掃除はするのかなどを聞くのを忘れてしまったことに気づく。

一人で住んでいたら、気にすることがなかったことも、こうやって実際昨日まで知らなかった人たちと共有の場を持つことで、新たに考えなければならないことが増える。それが嬉しかった。

 

日本でも大分前から流行っているシェアハウスがあるが、多分それとはまた違う。

国籍が違う、母国語が違う、ある時は共通言語がない人とも上手く生活をしていかなければならない。

この時周りに日本語を話す人はいなかった。

 

さて、これから何ができるのだろうか。また、何をしていくべきなんだろう。そんなことを考えながら、

ところでみんなはどんな物を食べているのだろう、と気になりちょっと冷蔵庫を拝見させてもらった。

 

日本では見られない野菜(しかも巨大!)が大量に詰め込まれていた。他にも見たことのない、どうやって調理するのか分からないものが沢山入っていた。今度彼らが料理をする時にまた聞こう。むしろスーパーに行く時に一緒についていこうと思った。