アパートまでの道のり

オリエント駅でチケットを買うのは簡単だった。

というのも到着したのが夜8時過ぎで、もうコインブラ行きの電車が一本しかなかったので。

 

一応鈍行列車ではなく新幹線(というほど早くもないんだけど)だったので決まった車両・座席につかなければならない。

でもホームではどの位置にどの車両が停車するのか確認できない。笑

そう考えると日本って標識天国だな〜ってふと思ったのを覚えています。

 

とりあえずその時は、近くにいたお姉さんに聞いて、ホームの前の方だってことだけ分かり、その辺りで待機。

 

"早く乗らないと置いてかれちゃうからね、待ってくれないから頑張ってね"

という助言を貰い、ちょっとドキドキしてると電車がホームへ。

 

さっきまで周りにほとんど人がいなかったのに、気づくと周りには沢山の人達が。

 

電車は日本と違って、電車の昇降口に3段ほどの階段がある。

早く早くと押されるように、乗り口へ。

そしていざ乗り込むぞって時にスーツケースのタイヤが階段に引っかかり、動けなくなり(これは本当にちょっと冷や汗かいた。笑)、そしたら周りのおじさん達が

 

「おじょうちゃん、ちょっと貸して!!」

 

と三人がかりで助けてくれました。

私の後ろにいた人たちの荷物もおじさん達がせっせと電車に積んだところでちょうどドアが閉まりました。間一髪!! 

 

駅に列車が停まっている時間が短い!!!

 

お礼を言い、実は初めてこの電車に乗ったと伝えると、親切にスーツケースの置き場を教えてくれたり、私の座席まで連れて行ってくれました。

 

その後は、安心したのかいつの間にか眠ってしまいました。

 

 

次に起きた時には、到着時間を過ぎていたので、やばい!寝過ごした!!と再び冷や汗。

隣の席のお姉さんに、私コインブラに行くんだけど寝過ぎちゃったみたいで(ここら辺ちょっと半泣き)もうコインブラ通り過ぎちゃいましたか?と尋ねると、

 

"大丈夫よ。ちょうど次の駅。もうそろそろ到着するから降りる支度をした方がいいわよ^^"

 

さらに、この電車はコインブラB駅しか停まらないから、目的地のコインブラA駅に行くには乗り換えが必要だっていうことも教えてくれました。

一応そのことはネットで調べていて知っていたのですが、いざB駅に着くと、周りがもう既に暗くなっていたのもあり、なにもないところにポンっと降りてしまったといった印象でした。

 

正直電車を乗り換えずにB駅からタクシー使っても良かったんだけど、私の選んだアパートメントがA駅の直ぐ近くだったので、やっぱり電車で行くことに。

掲示板を探してると、また今度は違うお兄さんが、

 

"もしかしてコインブラA駅に行くの?"

 

と話しかけてくれた。その人は大学院生で聞くと歳も同じ。

ちょうど彼もA駅に行くということだったので、乗り換え、そしてアパートの近くまで荷物を運んでくれました。

 

この時点で日付が変わり、時間は2時過ぎ。

前もって大家さんにはメールで到着が真夜中になること、そのため鍵の受け取りはどうしたらいいかなど色々話はしていました。

でも大家さん達に会うまでは、やはりちゃんと待っててくれるかなとか、いい人たちだといいなとか、もう色々なこと考えてました。

そしてチャイムを鳴らし、しばらくすると奥さんが扉を開けてくれました。

 

とりあえず笑顔で挨拶。

 

 "Olá, Bom dia!!"

 

(この時これしか知らなかった^^;そして後々この話は大家さん達の鉄板の笑い話となる)

奥さんは英語が喋れないので旦那さんが出てきて、一通りの説明を受け、荷物を部屋まで運んでもらい、また明日話をしようということで部屋に入りました。

 

初日から何人の親切な人たちに助けられたんだろうって考えながら、

唐突な考えだったけど、本当にこの国を選んで良かったなって思いました。

感謝でいっぱいの1日目。